食材宅配とスーパー買い物、本当はどっちが安い?食費シミュレーション

タクミ

食材宅配って便利そうだけど、やっぱりスーパーより高いんだよね…?

食材宅配サービスに興味はあるけれど、「スーパーで買い物するより食費が高くなりそう」と不安に感じていませんか?

たしかに、商品の単価だけを比べると食材宅配のほうが高く見えることが多いです。でも実は、買い物にかかる時間や交通費、つい買ってしまうムダな出費、食品ロスまで含めた「トータルコスト」で考えると、思った以上に差が縮まる――むしろ食材宅配のほうがお得になるケースもあるんです。

この記事では、共働き家庭の視点から「食材宅配とスーパー、本当はどっちが安いのか?」を具体的な数字でシミュレーションしていきます。

なお、この記事で紹介する各サービスの料金・送料は、調査時点での参考情報です料金体系はサービスごとに随時変更される可能性がありますので、ご利用前には必ず各サービスの公式サイトで最新の料金をご確認ください。

この記事でわかること
  • 食材宅配とスーパーの「商品単価」のリアルな比較
  • 見落としがちな「隠れコスト」(時間・交通費・食品ロス)の正体
  • 3人家族・4人家族の月額食費シミュレーション
  • 食材宅配サービスの料金目安(ヨシケイ・オイシックス・パルシステム・コープデリ・らでぃっしゅぼーや)
  • 食材宅配とスーパーを上手に併用するコツ
目次

「食材宅配は高い」は本当?まずは商品価格を比較

「食材宅配=高い」というイメージを持っている方は多いと思います。実際のところ、サービスによって価格帯はかなり違います。まずは代表的な食材の価格をスーパーと比較してみましょう。

※以下の価格はあくまで「ざっくりとした目安」です。各サービスの取り扱い商品は商品名・産地・品質が異なるため、単純な横並び比較は難しい面があります。たとえばオイシックスやらでぃっしゅぼーやは有機・低農薬など品質基準が高い商品が中心のため、スーパーの一般的な商品とは「そもそも比べているものが違う」という点にご注意ください。

食材 スーパー(目安) 🟡 コープデリ 🔵 パルシステム 🟢 オイシックス 🔴 らでぃっしゅぼーや
牛乳 1L 200〜250円 198〜228円 248〜268円 298〜350円 280〜320円
たまご 10個 200〜300円 218〜268円 258〜298円 348〜420円 320〜380円
豚こま肉 100g 120〜160円 118〜148円 148〜188円 198〜260円 180〜230円
にんじん 3本 130〜180円 138〜168円 168〜198円 280〜350円 250〜300円
食パン 6枚 130〜200円 138〜178円 178〜220円 280〜350円 250〜320円

※2026年3月時点の参考価格です。商品のブランド・産地・栽培方法などが異なるため、単純な価格比較は目安としてお考えください。最新の正確な価格は各サービスの公式サイト・カタログでご確認ください

あくまでざっくりとした傾向ですが、コープデリはスーパーに近い価格帯のものが多く、パルシステムはやや高め、オイシックスやらでぃっしゅぼーやは有機・低農薬にこだわった商品が中心のため、一般的なスーパーと比べると高めの印象です。ただし品質や安全基準が異なるため、「高い=損」とは限りません。

ただし、商品の単価だけで「高い・安い」を判断するのは早すぎます。次のセクションから、見落としがちな「隠れコスト」を一緒に見ていきましょう。

見落としがちな5つの「隠れコスト」を計算してみた

スーパーでの買い物は「商品代金だけ」で済んでいると思いがちですが、実は目に見えないコストがたくさん隠れています。ここでは、共働き家庭で特に大きい5つの隠れコストを数字で見ていきます。

隠れコスト スーパー 食材宅配
① 買い物の時間 往復30〜60分 × 週2〜3回 スマホで10分 × 週1回
② 交通費・ガソリン代 月1,000〜3,000円 0円(送料は別途)
③ ムダ買い・衝動買い 月2,000〜5,000円 ほぼ0円
④ 食品ロス(廃棄) 月2,000〜4,000円 月500〜1,000円
⑤ 外食・中食の誘惑 月3,000〜8,000円 月1,000〜3,000円

① 買い物の時間を「時給換算」すると?

共働き家庭がスーパーに買い物に行く場合、移動・買い物・帰宅まで含めると1回あたり約40〜60分かかります。週に2〜3回行くと、月に合計6〜12時間を買い物に費やしている計算です。

仮に時給1,200円で換算すると、月7,200〜14,400円分の「時間コスト」が発生しています。食材宅配ならスマホで週1回、10分程度の注文で済むので、この時間コストはほぼゼロに近づきます。

② 交通費・ガソリン代

車でスーパーに通う場合、ガソリン代と駐車場代で月1,000〜3,000円ほどかかっている家庭も少なくありません。電車やバスを使う場合も往復の交通費が積み重なります。食材宅配の送料(月800〜2,000円程度)と比較すると、実は大きな差がないことも多いです。

③ ムダ買い・衝動買い

スーパーに行くと「安いから」「おいしそうだから」とつい予定外のものを買ってしまいませんか? ある調査では、スーパーでの買い物のうち約20〜30%が「予定外の購入」だと言われています。月の食費が8万円の家庭なら、1.6〜2.4万円がムダ買いという計算になります。

食材宅配はカタログやアプリから選ぶので、「目の前にあるから買ってしまう」という衝動を抑えやすく、計画的に買い物ができます。

④ 食品ロス(廃棄)

環境省の調査によると、日本の家庭から出る食品ロスは年間約233万トン(令和5年度推計)。国民1人あたり年間約37kgの食品を捨てている計算です。金額にすると1人あたり年間約2〜3万円分とも言われており、3人家族なら月に数千円分の食材が無駄になっている可能性があります。

食材宅配では必要な分だけ届くので、「買いすぎて使い切れない」という状況が起きにくくなります。特にミールキットは使い切り食材なので、食品ロスを大幅に削減できます。

⑤ 外食・中食の誘惑

「買い物に行く気力がない」「冷蔵庫に何もない」というとき、つい外食やコンビニ弁当に頼ってしまうことはありませんか? 食材宅配を利用していると、冷蔵庫に食材やミールキットが常にあるので、外食に逃げる頻度が減るという声が多く聞かれます。

食材宅配サービス別の月額料金目安

食材宅配と一口に言っても、サービスによって料金はまったく異なります。ここでは主要5社の月額料金目安を紹介しますが、実際の金額は注文するコースや商品、利用頻度によって大きく変わります。「だいたいこのくらいかかるんだな」というイメージをつかむための参考としてご覧ください。

サービス 利用スタイル 2人世帯の月額目安 4人世帯の月額目安 送料
ヨシケイ ミールキット(夕食) 25,000〜30,000円 45,000〜58,000円 無料
オイシックス 食材+ミールキット 15,000〜25,000円 30,000〜50,000円 0〜600円
らでぃっしゅぼーや 有機野菜+食材 10,000〜20,000円 20,000〜40,000円 0〜900円
パルシステム 食材全般(生協) 13,000〜20,000円 25,000〜40,000円 0〜270円
コープデリ 食材全般(生協) 10,000〜18,000円 20,000〜36,000円 0〜198円

※2026年3月時点の利用者の口コミ・比較サイト等を参考にした概算です。選ぶコース・注文頻度・地域によって実際の金額は大きく異なります。正確な料金は必ず各サービスの公式サイトでご確認ください

注目すべきポイントは、ヨシケイは送料が無料という点。配送料を含めたトータルコストでは、見た目の月額よりお得になるケースがあります。

また、コープデリやパルシステムは生協ならではの価格設定で、スーパーに近い価格帯で利用できます。子育て割引(手数料無料や送料割引)がある地域も多いので、子育て世帯には特におすすめです。

【食費シミュレーション】3人家族の場合

ここからが本題です。東京在住の3人家族(夫婦+未就学児1人)をモデルケースに、スーパーのみ・食材宅配のみ・併用の3パターンで月の食費をシミュレーションしてみます。

※このシミュレーションは、一般的な利用パターンをもとに「おおまかな傾向」を示すためのものです。実際の食費はご家庭の食べる量・好み・利用するコース・地域によって大きく変わります。「うちの場合はどうなるかな?」と考えるためのたたき台としてお使いください。

前提条件

項目 設定内容
家族構成 夫婦(共働き)+ 未就学児1人
食事回数 朝食・昼食(平日はお弁当or社食)・夕食
夕食の自炊頻度 月20日(残りは外食or中食)
参考統計 総務省家計調査 3人世帯 食費平均:約8〜9万円/月

パターンA:スーパーのみで買い物

費目 月額 備考
食材費(スーパー) 55,000円 朝・夕の食材+調味料・日用品含む
昼食代 10,000円 お弁当食材 or 社食
外食・中食 12,000円 月4回程度(疲れた日・週末)
ムダ買い 5,000円 特売品・お菓子・惣菜など
食品ロス 3,000円 使い切れず廃棄した食材
交通費 2,000円 週2〜3回の買い物
合計 87,000円
時間コスト (月8時間 × 時給1,200円 = 9,600円) 買い物の移動+店内時間

パターンB:食材宅配をメインに利用

費目 月額 備考
食材宅配(コープデリ) 30,000円 食材全般を週1回注文
ミールキット(ヨシケイ) 24,000円 2人前 × 週5日(夕食メイン)
昼食代 10,000円 お弁当食材 or 社食
外食・中食 6,000円 月2回程度に減少
ムダ買い 1,000円 ネット注文で衝動買い減
食品ロス 500円 使い切り食材で大幅削減
送料 800円 コープデリ手数料のみ(ヨシケイ無料)
合計 72,300円
時間コスト (月1時間 × 時給1,200円 = 1,200円) スマホ注文のみ

パターンC:スーパーと食材宅配を併用(おすすめ!)

費目 月額 備考
食材宅配(コープデリ) 15,000円 重い物・日持ちする物を中心に
ミールキット(ヨシケイ) 12,000円 2人前 × 週2〜3日(忙しい平日)
スーパー 25,000円 生鮮食品・足りない物を週1回
昼食代 10,000円 お弁当食材 or 社食
外食・中食 8,000円 月3回程度
ムダ買い 2,000円 スーパーの回数が減り抑制
食品ロス 1,000円 計画的な買い物で削減
送料・交通費 1,200円 コープ手数料+月2回分の交通費
合計 74,200円
時間コスト (月3時間 × 時給1,200円 = 3,600円) スマホ注文+月2回スーパー

3パターンの比較まとめ

比較項目 A. スーパーのみ B. 食材宅配メイン C. 併用(おすすめ)
月額合計 87,000円 72,300円 74,200円
時間コスト 9,600円分 1,200円分 3,600円分
トータル(時間込み) 96,600円 73,500円 77,800円
スーパーとの差額 -23,100円 -18,800円
自由時間の増加 +7時間/月 +5時間/月

驚きの結果ではないでしょうか? 隠れコストまで含めると、食材宅配メインのほうが月1.5〜2.3万円もお得になる可能性があります。さらに月5〜7時間の自由な時間が生まれるのは、共働き家庭にとって大きなメリットです。

【食費シミュレーション】4人家族の場合

続いて、4人家族(夫婦+子ども2人)のケースも見てみましょう。総務省の家計調査によると、4人世帯の食費平均は月約10万円です。

比較項目 A. スーパーのみ B. 食材宅配メイン C. 併用(おすすめ)
食材・宅配費 65,000円 62,000円 55,000円
昼食代 15,000円 15,000円 15,000円
外食・中食 15,000円 8,000円 10,000円
ムダ買い・食品ロス 10,000円 2,000円 4,000円
送料・交通費 2,500円 1,000円 1,500円
月額合計 107,500円 88,000円 85,500円
時間コスト 9,600円分 1,200円分 3,600円分
トータル(時間込み) 117,100円 89,200円 89,100円

※モデルケースでの試算です。実際の金額は家庭ごとに異なります。各サービスの料金は変更される場合がありますので、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください

4人家族の場合はさらに差が大きくなり、時間コスト込みで月2〜2.8万円の差が出ることもあります。併用パターンが最もバランスがよく、食費の質と時間の両方を確保できます。

食材宅配で食費を抑える5つのコツ

食材宅配をよりお得に使うために、実践者の声をもとに5つのコツを紹介します。

STEP
コープ系で日常食材を安く調達する

コープデリやパルシステムは、牛乳・卵・パン・調味料など日常食材がスーパー並みの価格です。まずは日用品や重い食材(お米・飲料・缶詰など)を中心に利用してみましょう。子育て世帯向けの手数料割引がある地域も多いです。

STEP
ミールキットは「忙しい日」に限定する

ミールキットは便利ですが、毎日使うとコストが上がります。仕事が忙しい平日の2〜3日だけミールキットにして、週末はスーパーの食材で自炊するなど、メリハリをつけるのがポイントです。

STEP
週1回の「まとめ注文」で送料を節約

多くのサービスでは、注文金額が一定以上になると送料が無料になります。小分けで何度も注文するより、週1回まとめて注文するのが送料節約のコツです。

STEP
お試しセットやキャンペーンを活用する

ほとんどの食材宅配サービスでは、初回限定のお試しセットが格安で用意されています。まずはお試しで味や使い勝手を確認してから、自分に合ったサービスを選びましょう。

STEP
食材宅配とスーパーを「役割分担」で併用する

食材宅配で「重い物・かさばる物・ミールキット」を頼み、スーパーで「生鮮食品・特売品」を買うという役割分担が最もコスパがよい使い方です。スーパーに行く回数が減ることで、ムダ買いも自然に減ります。

食材宅配とスーパーの併用がベストな理由

ここまでのシミュレーション結果を踏まえると、食材宅配とスーパーの「併用」がもっともバランスのよい選択肢です。その理由を整理しましょう。

ポイント 内容
コスト最適化 安い物はスーパー、便利な物は宅配で、いいとこ取りができる
時間の節約 スーパーの回数を週1回に減らせる → 月5時間以上の時短
ムダ買い防止 スーパーに行く頻度が下がる → 衝動買いの機会が減る
食品ロス削減 ミールキットは使い切り → 冷蔵庫の「謎の食材」が減る
メニューの幅 宅配のメニュー提案 + スーパーの自由度で献立のマンネリ防止
リスク分散 宅配が届かないときもスーパーがあるので安心

おすすめの併用パターン

買い物先 何を買う? 頻度
コープデリ お米・牛乳・卵・パン・冷凍食品・日用品 週1回配達
ヨシケイ 夕食ミールキット(平日2〜3日分) 必要な日だけ
スーパー 生鮮食品(肉・魚・野菜)・特売品・足りない物 週1回

このように役割を分けることで、それぞれの強みを活かしながら食費と時間の両方を最適化できます。

よくある質問

食材宅配だけで生活するのは現実的ですか?

可能ですが、コスパを重視するならスーパーとの併用がおすすめです。コープデリやパルシステムなら品揃えが豊富なので、宅配だけでもほぼ生活できます。ただし、急に足りない食材が出たときのためにスーパーも併用しておくと安心です。

送料がもったいなく感じます。それでもお得ですか?

コープデリの手数料は1回198円程度、ヨシケイは送料無料です。スーパーまでの交通費や、買い物にかかる時間を考えると、送料以上の価値があるケースが多いです。また、一定金額以上の注文で送料が無料になるサービスも多いので、まとめ注文がおすすめです。

ミールキットだけでは栄養バランスが心配です

ヨシケイやオイシックスのミールキットは管理栄養士が監修しているものが多く、1食あたりの栄養バランスが考慮されています。ただし、毎食ミールキットにする必要はなく、週2〜3回のミールキットと自炊を組み合わせるのが現実的です。

食品ロスは本当に減りますか?

ミールキットは使い切りの食材がセットになっているため、食品ロスが大幅に減ります。また、カタログで必要な分だけ注文できるので、スーパーのように「お得だから多めに買う → 使い切れない」という状況が起きにくくなります。

時給換算のシミュレーションは大げさではないですか?

もちろん、買い物の時間を実際に「稼ぐ時間」に充てるかは人それぞれです。ただ、共働き家庭にとって「子どもと過ごす時間」「自分の休息時間」は何より大切。月5〜7時間の余裕が生まれることの価値は、金額以上のものがあるのではないでしょうか。

まとめ:食材宅配は「高い」のではなく「見えないコスト」を削減するサービス

この記事では、食材宅配とスーパーの食費を具体的な数字で比較してきました。最後にポイントを整理します。

この記事のまとめ
  • 商品単価だけならスーパーのほうが安い(ただしコープ系はスーパー並み)
  • 隠れコスト(時間・交通費・ムダ買い・食品ロス・外食)を含めると、食材宅配のほうがお得になるケースが多い
  • 3人家族の場合、トータルで月1.5〜2.3万円の節約&月5〜7時間の時短が期待できる
  • 食材宅配とスーパーの「併用」がもっともバランスのよい選択肢
  • まずはコープデリやヨシケイなど、コスパの良いサービスから始めるのがおすすめ
あなたのタイプ おすすめの始め方
とにかく食費を抑えたい コープデリ でスーパー並みの価格で買い物+スーパー週1回
忙しい平日の夕食をラクにしたい ヨシケイ のミールキットを週2〜3日+スーパーで補充
食の安全性にもこだわりたい らでぃっしゅぼーや or オイシックス で有機食材+スーパーで日用品
全部バランスよくやりたい コープデリ(日常食材)+ ヨシケイ(ミールキット)+スーパー週1回

「食材宅配は高い」と思い込んでいた方も、トータルコストで考えると印象が変わったのではないでしょうか。まずは気になるサービスのお試しセットから始めてみてください。きっと、毎日の買い物と食事の準備がぐっとラクになるはずです。

※この記事の料金情報は2026年3月時点の調査にもとづく参考値です。各サービスの料金体系は変更されることがありますので、ご利用・お申し込みの際は必ず各サービスの公式サイトで最新の料金をご確認ください。

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